AIDA(アイーダ)




Aidaは、ヴィルディ作曲1871年初演のオペラや宝塚歌劇団のアイーダなど有名です。2000年ブロードウェイで開幕トニー賞4部門獲得、グラミー賞でミュージカルアルバム賞受賞しました。

今回のレビューは、日本バージョンで劇団四季のアイーダの感想です。作曲エルトン・ジョン 作詞ティム・ライス日本語詞・浅利慶太と聞くと、歌劇Aidaとはほど遠い想像がつきます。

例えば、宝塚のアイーダなどはテロの無差別爆撃などを意識した内容が見受けられたりしますが、このアイーダの主題は「愛」。

ストーリーは、エジプトがヌビアを占領しようとしている。ヌビアの王女アイーダ。エジプトの王女アムネリス。エジプトの将校ラダメス将軍。三角関係。大まかに上記ストーリーです。政治的な部分よりも、アイーダとアムネリスの二人に主点が置かれているのが今回の特徴です主役がラダメス将軍ではなく、あくまで女性の二人。

あまり、重苦しい感じは少なく演出されています。さすが、ティズニーミュージカルです。

始まりは、現代の美術館から始まり展示品のアムネリス王女人形の前で若い二人が出会う。

と、ななな……アムネリス女王人形は、人形ではなく歌いだすではあ〜〜りませんか!?
この時点では、意味不明です(笑)

ゆったりしたすばらしい歌が流れます。?
「♪この世に伝わる物語には悲しい二人の願いを秘める〜〜……」

タイムワーーーーープ!!突然です。舞台がわらわら変わっていきます。
大迫力です。そして歌は激しくなります。「♪時は古代エジプトの物語〜〜……」

この演出は、オペラ座の怪人のシャンデリアがせり上がって行くと同時に、時間が戻って行くのに似てるな〜って思いましたが、こちら派手です(笑)一気に古代エジプトへ誘われます。

ダンスナンバーもいい。歌もいい。テンポもいい。わかりやすいストーリー。難解部分無し。

ミュージカル舞台でも、政治的な見解や社会の問題性を投げかける作品が乱立しています。
ですが、このアイーダは完全なエンターテイメント。

もちろん、戦争の問題提起などありますが、単にストーリーであり主点は二人の王女。
そこが、このアイーダの特徴だと思います。

劇団四季の俳優のレベルの高さもよかった。

じつは、一回目の観劇(旧大阪MBS劇場)の時に、衝撃的に面白かったのでもちろんCD買いました。日本語の劇団四季バージョンです。そして、気になったのでブロードウェイバージョンも、後日買いました。聞き比べました。
負けてない……負けてないよ〜〜。

照明もよかったし、衣装もよかった。

二階席、一階席と観るたび席を変えました。
二階席がよかったです。一階席では、俳優さんの演技が大迫力ですが、二階席は、舞台の床に映る証明がとってもGOOD。また、観にいきたい舞台です。

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