この作品は、赤川次郎原作のミュージカル。
主人公の「ピコ」は、夢の配達人に誘導されて夜の遊園地にはいる。
そこで、幽霊の「マコ」と出会う。
霊界空港では役人のデビルとエンジェルが働いている。
光の国に行くためには、白いパスポートが必要。霊界空港には、戦争で犠牲になった子供達がいたり、
妻をまっているおじいさんがいたり。様々な亡くなり方をした人、自殺した人などがいます。
前情報なしで、見に行った作品でした。
まず、劇場の入り口から「サーカス」の様なパフォーマンスがありました。
舞台が始まる前に、舞台上で曲芸のパフォーマンスが行われているなど、一時間位早めに見に行ったらよかったと思いました。見に行く人は、早めに行くといいかもしれません。劇場内のBARもOPENしていますから。
このミュージカルの音楽が素晴らしい。また、純国産のミュージカルです。
だからと言って、和の歴史物ではなくSFファンタジーです。
サウンドトラックが、発売されていますが、
86年バージョンと、2002年バージョンが存在しています。
アレンジや曲の歌詞に、時代を反映させた変化があります。どちらも、素敵ですよ〜〜。
例えば、「マコを探せ」のナンバーで、
86年CD
井上マキコ80歳 木下マキコ ピアニスト 斉藤まきこ 東大学卒 まさこ 配偶者あり中村まりこ 自動車免許あり 服部まりこ 趣味飛び入り
と、86年バージョンは歌っていますが、
2002年CD
長谷川まちこ 漫画家 江角マキコ ショムニ 大屋政子 バレリーナ 田中マキコ 外務省大騒動
林まりこ 高齢出産 チビのまるこ あたしゃつかれたよ
と、2002バージョンでは、変わっています。
また、舞台ではさらに変化していて、実際、私が見た時は、購入した二つのサントラと違う内容でした。
後、メソの自殺の理由なども変わったりします。霊界空港の歌とか、他にも変わっています。
2002年発売バージョンのサントラは、劇場でしか買えません。
劇団四季会員ショップなどで購入できたりしますが、一般のショップは、86年発売バージョンしか買えません。
観劇に行ったら、是非、サントラ入手をおすすめします。
その時代にあわせて、変化しているミュージカルです。