エリザベート




エリザベート、実在の人。

何度もテレビで「ドキュメンタリー」をみた、歴史上の人。その半生をミュージカル化。世界中で公演されています。

アン・デア・ウィーン劇場ではじまり、大ヒット。ドイツ語ミュージカル最大ヒットと呼ばれました。
ま、ヨーロッパよね。火がつくとしたら。なんせ、エリザベート様ですから。

とても、幻想的に描かれております。トート様は死神だしね。

宝塚では、トート様は「黄泉の帝王」となっています。宝塚トップに、死神はNGのため。
ハプスブルク家・エリザベートに死が纏わり付くのだが、演出がとても素晴らしかった。

ストーリーは、大筋で歴史的事実をなぞっている。しかし、ファンタジー要素が多く入り、宝塚お得意の「ゴージャス」な衣装、大量の出演者によるミュージカルは見事。

各国や、団体によって、様々な演出が異なるのですが、宝塚は別格。
お金がかかっている。あの数のダンサー、ゴージャスな衣装は世界的にみてもそうはない。
ほんとに、凄い団体だと感じる。

宝塚以外でも東宝も舞台を公演している。

また、宝塚の中でも組によって演出がかわり、ファンは「今回のトート様はどうかな?」って感じらしい。
私が観たのは、VISA様からのご招待ステージ。パンフレットも特別仕様です(ラッキー)。

水夏希さんと舞台挨拶があったり、ゲームに参加させられたりしました。
水夏希さんといえば、ここにもレビューしてる「マリポーサの花」と同じ人です。

彼女は、ホントに素晴らしい舞台人だと思います。男にしか見えなくなってしまう。

歌や音楽が素晴らしいのは当然ですが、一つだけ残念な所といえば、
王子役の人とか脇の男役の人が「背が低い」「声が女性すぎる」のが気にる。
宝塚なんだからですが、普通に舞台をみてると違和感。

しかし、トップ周りはさすが「そんな感じ」は無い。

王子役の人、設定が「少年」わざと声を甲高くしたのかもしれない。

また、絶世の美女であるエリザベート。宝塚では、何の問題もなく、
ほんとに「絶世の美女」である。これは、大変すばらしい。

歌、ダンス、演技、スタイル、容姿完璧。(衣装、メイクした状態ね)
しかも、日本人である事が、宝塚マジックで気にならない。これは大きい。

四季のコーラスラインで、ソレは仕方ないって所が、宝塚では完全にクリアーしてる。

エリザベートの音楽も、CDが売れ続けているほど素晴らしい。
また、このミュージカルはノンストップで音が途切れない。

音楽(歌・ダンスシーン)が次々と続く。セリフは、少なめだ。

オリジナルの舞台を作った人は、オペラ畑のハリークプファーなので、そのやり方も、納得できる。

面白い舞台でした。

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