無相大師

　無相大師（むそうだいし）

　インドの達磨（だるま）大師様から中国の臨済禅師様、そして妙心寺開山の無相大師様へと受け継がれた教えを妙心寺は受け継いでいます。

　インドの達磨大師様は、お釈迦様の教えを正しく（正法）受け継がれた人です。おなじみのダルマさんは、この達磨大師様を表しています。

　因みに、ダルマとはサンスクリット語で「法」って意味です。

　その教えを受け継いだのが、妙心寺の無相大師様です。

　関山慧玄（かんざんえげん）が明治天皇から追諡（ついし・死後におくり名を送る事）されて、無相大師と呼ばれています。

　本有円成、仏心、覚照、大定聖応、光徳勝妙、自性天真、放無量光の国師号が朝廷から送られています。

　2006年に妙心寺の寺蔵にて肖像画が発見されましたが、生前に書かれた物かどうなのかは不明だそうです。