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 妙音寺


 妙音寺(みょうおんじ) 第70番 本山寺の奥の院

 飛鳥時代天武天皇治世の白鳳5年(665年または676年)に創建。
平安時代初期、嵯峨天皇の勅願所となり弘法大師によって現在の寺号に。

 長宗我部元親軍の侵攻により伽藍は火災、本尊の阿弥陀如来が雨を降らせて難を逃れた伝説が伝わっている。

 祀られている不動明王は霊験不動尊。夢の中でお告げがある。
別名「夢見不動」とも呼ばれている。

 交通事故犠牲者の霊を祀る聖観音立像もある。

 カーナビの案内が狭い道だったので不安でしたが、なんとか到着。
参拝後、納経所の呼び鈴を鳴らしても人が来ない。しかし、納経の方は鐘をついて下さいとの案内が!「ゴーン、ゴーン」。すると、人が来てくれました。
無事、納経もいだだけました。

 こちらのお寺は、日本の中でもかなり古い歴史のある所。

 御詠歌:讃州の 宝を積みて たつ寺の 末の世まで 利益残せり
 地蔵寺


 地蔵寺(じぞうじ) 第86番 志度寺の奥の院

 凡園子(おおしそのこ)尼により飛鳥時代に創建された。

 天皇より土佐の海で船を襲い人を食して暴れる大魚の退治を命じられた。
大魚は瀬戸内海に逃げ込み志度浦に隠れた。見つけた霊子の軍は攻撃を行ったが大魚に飲み込まれた。飲み込まれた軍船に火を着け大魚を退治。日本神話の景行天皇の時代の話です。

 祟りを恐れ、魚霊堂(うおみどう)と呼ばれる小堂を建立し地蔵菩薩を祀った。
地蔵寺の名前の由来はここから。

 街中にあります。駐車場もありました。

 山門近くの大きな木は樹齢1000年を超えるそうです。

 かつて日本一長い巡礼「日本廻国六十六体尊」があり、日本廻国六十六体尊として本堂に祀ってあり、貴重なものだそうです。

 御詠歌:ももたびも もおでおがめよ じぞうでら 大悲のちかい ふかきしどうら
  閻魔堂


 閻魔堂(えんまどう) 第86番 志度寺の中のお堂

 閻魔様をお祀りしている閻魔堂。志渡寺には「志度港に流されてきた霊木で尼が観世音菩薩を刻みたいと念じていた時、観世音の化身が現れ一夜にして本尊を刻み、閻魔法王が化身して一夜にして小堂を建てた」話もある。

 頭上に十一の仏面がある閻魔様。珍しいそうです。

 本堂を建てた若い大工は閻魔大王の化身。冥土にいった童子が荒れた寺を修復することを条件に、再びこの世に帰されたとの話も残っています。

 また、一度亡くなった方を蘇らせて、あの世で見た自分と同じ閻魔様を作らせ志度寺にお祀りさせたらしいです。

 納経をいただく時、蘇りの力があると説明してくれました。若返るとか、蘇るとかの意味があるそうです。蘇りの納経なので、納経帳の最後の最後のページにしか書いてもらえません。最後の最後のページにすでに書かれている場合は、納経所の人にアドバイスを求めたほうがいいかも。

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