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 第一番 大山寺(たいさんじ)

 1450年余り前に誕生し、阿波仏法最初の寺。弘法大師空海が阿波国に
入国した時、密教道場に最適の場所としてインドの須弥山にちなんで大山寺と名づけた。諸堂を整えるとともに、恩師である恵果(えか)より授かった千手観世音菩薩を奉安。ここを拠点に四国霊場を開創したそうです。

 徳島百景のひとつで、確かに絶景でした。車で山を登り切れます。

 奥之院黒岩大権現には弘法大師ご湧現の波切不動尊があります。

 毎年1月第3日曜日に「力餅」と呼ばれる行事が行われていますが、
七条城の城主が祈願したした所、怪力を得た。お礼に、九重の石塔と鏡餅を背負い上げた事の名残です。


本尊真言・オン バザラ タラマ キリク

御詠歌・さしもぐさ たのむちかひは 大山の 松にも法の 花やさくらむ
 第二番 童学寺(どうがくじ)

 飛鳥時代、行基が創建。弘法大師空海は、7歳から15歳まで当寺で書道や密教などを学び、『いろは四十八文字』を創作。なので、童学寺との名前に。

 空海は、42歳のときに再び当寺を訪れて伽藍を整備し、自らが彫刻した薬師如来、阿弥陀如来、観音菩薩、持国天、毘沙門天、歓喜天を安置。

 長宗我部元親で焼失。ここでも(汗)

 肥後の国より来錫した僧堪霊により再建。

 木造薬師如来坐像は、重要文化財、厄除薬師如来は国宝。
その他の物は準国宝となっています。

 四国三十六不動尊霊場十一番札所でもあります。


本尊真言・オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

御詠歌・まいるなら 三世の悪行 消へはてる 南無や薬師の 瑠璃の光に
 第三番 慈眼寺(じげんじ)

 弘法大師空海が19歳の時、修行中に夢のお告げにより不思議な鍾乳洞を発見した。洞窟の邪気を払うために護摩をたいて洞窟を清めた。悪魔悪竜を壁に封じ込めた伝説が残っています。

 お寺から、洞窟に行けます。また、潅頂ヶ滝が見えます。抜けると、無病息災で長患いをしない、金運、開運が成就、入試、安産、交通安全の成就。

 また、四国八十八箇所霊場第二十番札所奥の院でもあります。

 灌頂ヶ滝(かんじょうがたき)は、「御来仰の滝」とも呼ばれる。
テレビでも、虹のかかる瀧として、よく登場していますね。

 鍾乳洞に入る時、荷物はお寺に預ける事が出来ます。


本尊真言・オンマカ キャロニキャソワカ

御詠歌・天とふや 鶴の奥山 おくたえて 願ふ功力に 法ぞ通わん
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