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 第十番 西山興隆寺(にしやまこうりゅうじ)

 皇極天皇元年(642年)に空鉢上人によって創建された説が有力です。
開創以来、行基菩薩、報恩大師、弘法大師の御入山があり、歴代の皇室、武将、藩主並に地方信仰者の崇敬厚かった。

 「四国別格二十霊場第十番札所、四国三十六不動尊第八番札所、四国七福神(えびす)、伊予道十観音霊場第二番札所、東予七福神(恵比寿)」
でもあります。

 多くの国指定、県指定の文化財があります。

 私が行った時は、紅葉シーズンで人!人!人!の大混雑でした。
また、ものすごい歩くし階段がありますので、気合入れましょう。

 でも、小さい子供もお年寄りの方も多く、難所ではありません。
観光バスもバンバン止まってる観光地です。

本尊真言・オン バザラ タラマ キリク

御詠歌・みほとけの のりのみやまの のりのみず ながれもきよく みゆるぎのはし
 第十一番 生木地蔵(いききじぞう)

 空海が巡錫の折、四尾山の麓で仮寝をした。その際に楠の大木に童子が現れ霊感を得た。その楠に一夜で地蔵菩薩を刻んだ。

 青葉の茂る楠に地蔵が刻まれたので「生木地蔵」。

 「周桑郡新四国第二十二番札所。生木地蔵は四国別格二十霊場十一番札所、伊予六地蔵霊場二番札所」でもあります。

 ここは、カーナビ注意です。と言っても、目の前までは大丈夫。
駐車場に入る所で、すごい狭い所を通るように表示され、その通り行けました。
しかし、駐車場に入ると大きな出入口が!
資料を見直すと、カーナビ注意って書いてありました(汗)後の祭りでしたが。


本尊真言・オン カカカ ビサンマエイ ソワカ

御詠歌・一夜にて 願いを立つる みこころは 幾代かはらぬ 楠のみどりば
 第十二番 延命寺(えんめいじ)

 奈良時代に四国巡錫中の行基が開創。平安時代前期、空海がこの地に松を植えた。時は過ぎ巡礼中に、その木の下で足の不自由な人を見た。空海は千枚通し霊符を創札し、霊符を一枚水に浮かべて飲ませると全快。その人は、空海より得度を受けた。法忍と名乗り、この地で千枚通しの霊符を継承。

 護符は寺で授かることができる。

 空海手植え伝説の松は「土居のいざり松」と呼ばれる。
明治時代には枝が傘状に東西30m・南北20mに広がっていた。
昭和43年(1968年)末に枯死。

 護符は、霊符を朝夕、祈念しながら飲むと病気平癒・安産にご利益。


本尊真言・オン カカカ ビサンマエイ ソワカ

御詠歌・千代かけて 誓いの松の ほとりこそ なほありがたき 法の道かな
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