レッスン01



まずは、音楽で遊ぶって事を実現するために、音源の取り込み方法です。じつに、簡単です。

多くのソフトでは、「持っているオーディオファイル」「MIDIの打ち込み」の2つで「いろいろ」します。

マイクで入力したり、音で楽譜を入力したり、ユニークなデバイスでの作業は、まだ先の話。

はじめに、オーディオファイルを読み込んで作業する事から始めます。

いきなりMIDIだと、すぐに遊べないからね。楽しくなくっちゃ。すぐに、物足りなくなって「もっと」
ってなると思います。オーディオファイルの読み込みだけでも、十分にいろいろ出来るしね。

で、さっきから「オーディオファイル」って言ってるけど、なんの事?って思うよね。

オーディオファイルは、MP3とかWAVとかのファイルの事。別に、特別な形式のファイルじゃない。
簡単でしょ。ただ、一般的には、WAVで取り込むナウなんだよ。

別に、MP3やAAC等の圧縮音源でも使える方法あるけど、WAVの方向で。
使うソフトで色々あるから、そこだけはチェックしといてね。

読み込めないから「パス」じゃ、もったいないからね。そういや、MP3のみの対応って変わった
ソフトも、見た事ある。使っているソフトが対応してるファイルにする作業は、エンコードするって
言うんだけど、よく「エンコ」って言うね。iTunesやエクストラオーディオやオーディオエディダー、
それこそ、鬼のようにある。こっちは、話しがソレてしまうから、省くね。ネット検索したら、
嫌ってほど情報があるから、検索してみてね。

じゃ、ソフトを起動してみようかっ!

いきなりだね。

なんのこっちゃだよね。とりあえず、キャンセルしよう。こんなのは、起動してからでも
いくらだって設定できるんだよ。今は、置いとこう。

起動したら、なんにも無い空間が広がっているよね。

はぁ〜〜?だよね。

普通の感覚なら、「ここで、オーディオファイル読み込むんだ」ってなるよね。
ちょっと、ちがうんだよ。

まずは、ソングエディターってのを、起動してみよう。

上のバーから「ウインドウ(w)」って所から、ウインドウの起動→ソングエディター
で、起動できるよ。また、その下の小さなicon(絵)にも、ショートカットがあるよ。

マウスを持っていくと、小さな情報表示で「ソングエディター」って出るから、それクリックでおK。



うん。またなんだ。なんのこっちゃだよね。

左に、こんなのがズラズラ出てきたね。

ほんとに、この時点で逃げないでおくれよ。寂しいから。よく考えたら簡単な事なんだよ。

今の画像はね、境界線をスクショしたんだ。なんのってね、

オーディオファイルとMIDIの所なんだ。下に、A1オーディオってあるでしょ、んで、
上にM10Trac10ってあるでしょ。

上は、打ち込んでいくってMIDIなんだ。下は、今からする「WAV」を読み込むんだよ。

曲って、いろんなパートがあるから、一個じゃダメなんだ。だから、ズラズラ出てくるんだ。
同時に鳴らすからね。

ここで、「おっ」って思った人は、鋭い!

そう、オーディオファイルとMIDIも、同時に扱うんだ。って事はね。

古い歌を読み込んだとして、MIDIで、ドラムやベースやなんやらを、重ねる事が出来るし、
オーディオファイルだって、重ねたり、ずらしたり出来るんだよ。

これってさ、DJの人とかがターンテーブルでやったりしてるやん。アレンジってやつや、
ディスコバージョンとかリミックスってやつだよ。MIDIだけで、完全オリジナル作曲も、
出来ちゃうんだ。そうなると、ボーカルの所を自分で歌ってって思うとしたら、
それも、出来るよ。マイク接続してね。

あれ、スタジオじゃん。これ。そう、そうなんだよ。

そしてね、ずらずら出てきたやつも、増やしもできるし、全部使わなくてもいいんだよ。

今、MIDI使わないから、下のオーディオの所を見て行こう。なんなら、マウスで上のMIDI隠してもいいよ。

それか、ウインドウ(W)から、レイアウトの変更→1小節グリッド(Audio)から設定してもおKだからね。



こんな画面が出てきたね。

A1の1小節目をクリックしたから、予め入力位置が入力されているね。
じつは、ここの数字変えたら、そこにワープして入力されるからね。
一応、見ておこう。

今は、1オーディオと1小節の所って数字だけ理解したらおK。

って、言わば、1−1をクリックしたから、そう出てますって事だよ。

これがね、参考書とかならね、

オーディオデーターのダイアログが開きます。データを読み込み開きます。
ロケーター位置を確認して、聞いてみましょう。

ってなったりするんだ。分かりにくく感じる人が右肩上がりだね。

この画面で、ファイルの選択から「他のソフトでもやっているように」ファイルを選んで、
入力するんだ。そんで、?をクリックで閉じるんだよ。

こんな感じに入力されました。短いファイルを読み込んでみたよ。

ソングエディターの右下に、何やらスクロール出来そうなヤツが、縦と横にあるね。

ここをいじると、見やすくなる。

ここも、グリッドのズームイン&アウトは、Shift+/(アウト)Shift+\(イン)なんて、
説明される事が多いんだけども、私は、右下のここをマウスで動かした方が楽です(個人的な癖)。

グリッドってのは、ファイルを入力してるこのエリアね。グリッドって「GRID」は、日本語訳で「格子」
って意味。画像ソフトでも、グリッドの表示とかグリッドに合わせるとかあるんだけど、
格子でも、いいと思うんだ。やっぱり、カッコ悪いって作ってる人は思うのかなって感じだね。
 

ズームインすると、



こんな感じで、細かい作業もしやすくなるね。注目なのは、上の数字。

さっきは、1小節づつの表示だったけど、今回は、より細かい数字になっているでしょ。
曲全体で、ズームアウトしても数字は、当然変わるよ。

だから、目的の小節の数字が消えてしまって、パニくる人がいたりするんだけど、
単に表示がズームアウトしてるかインしてるかって事が多いから、注意だね。

これで、入れたい音を入れたい所に入れるって事が、わかったと思います。
かっこ良く言ったら、目的の所にイベントを貼りつけたって事だね。

でね、いろいろ出来る訳よ。編集がね。おいおい説明するからね。

とりあえず、2つだけ紹介するね。

入力したイベントの右肩の部分にマウスを持ってい行くとね、



マークがでます。

クリックしまま引っ張ると(ドラッグ)、

こんな風に引っ張れるんだけど、

これはループさせているんです。つまり、繰り返しですね。

どんな時?って、ドラムやベースなんかのしばらく繰り返しって時ね。

短いドラムの音源を、鳴らす時なんか、一個一個入力とかありえないでしょ?
だから、ループさせるんだけど、こうして引っ張るんだ。

これを、イベントを延ばすって言うんだけど、切りよくループを終了させたいやん?

そんな時は、さっきから言ってるグリッドで綺麗に止まるようにするためには、
Shiftを押しながら、同じ事するんだ。

Shiftを押しながらだと、グリッドに吸い付くってやつだね。

押さなかったら、フレキシブル、自由自在になるんだよ。

丸々1曲を読み込んだとしてさ、サビだけ残してってカットするとかも、出来ちゃうんだけど、
それは、また今度ね。

もう一つ、コピペ。

イベントをマウスで選択したら、黄色に反転するでしょ。

んでね、Ctrlキー押しながら、マウスでずらすと、目的の所にコピーされます。

ポイントはね、イベントをマウスで選択するのは、1個だけじゃなくて、複数できますよって事。

Ctrl押しながら、イベントを選択すると、複数でも選択できる事が、黄色反転でわかるね。




この間の何も無い(2小節目ね)空間も、同時に認識されてるからね。

スカして言えば、タイミングもコピー出来るってこと。

Ctrlでコピー、簡単だね。

グリッドを無視して自由にコピー先を決めたい時は、Alt+Ctrlで出来るんだよ。

移動させたいなら、黄色反転した状態で引きずって(ドラッグ)だよ。
Shiftキー押しながらだと、複数選択出来るんだ。

コピーの時と同じ。タイミングも一緒にね。

コピーも移動もね、Altを足すと、自由にグリッドを無視出来るって覚えたらいいよ。

Windowsユーザーなら、右クリックメニューで、コピーやら何やらのメニューがズラッと出てくるから、
そこで、マウス操作してもいいんだけど、タイミングや曲全体を見ながらってなってくると、
引きずる(ドラッグ)の方が、間違いにくいんだ。好みだけど、これは、覚えておいたほうがいいと思う。

さて、初めの初めは、この辺りにしよう。

これってさ、全然まだ進んでないんだよ。でも、ここまでで、
結構いろんな事が出来るね。

ドラムのループ音源があったり、パーカッションやベースやギターのループ音源なんか、
結構、売ってるんだよ。ロイヤリティフリー用にね。

もしかしたら、フリーのも探すとあるかも。でも、無料のは、音悪いかもね。

MIDIで作るってのも、ありだけど、音源を買うのもいいかもね。

で、それさえあれば、リミックスが出来ちゃうね。

たった、この2つのテクニックで。

でね、タイミングやフェイドインやスピードとか、いろ〜〜んな事が出来るけど、
初めの初め、オーディオファイルを読み込むのと、コピペとループを、
まずは、紹介しました。

あっそうだ!

作業しながら、確認でいろいろ聞くと思うけど、
ここだけ聞くって事が、ふんだんにあるでしょ。

曲の終わりの方をいじっているのに、確認のために初めから聞くとか、
効率悪いやん。

そんな時は、



の数字の所をいじるんだ。とりあえず、一番左が小節番号だから。次は伯とかだけど、
今は、小節でおK。

これ、ロケーターって言うんだよ。ま〜、動画プレイヤーやYouTubeなんかの、
シークバーみたいな感じだけど、違うのは、小節指定って事だからね。

小節確認は、あの、上の番号だよ。なんだっけって人は、読み返してね。
ロケーターだって……ぷっ……かっこつけだね。
因みに、ロケするのロケやね。位置とかだね。グリッドロケーターって、地球上の位置を
しめしたりするんだけど、なんとなく、ロケーターって意味がわかったね。

って事で、レッスン01は、この辺りで。

これだけで、いろいろ出来るからね。

じゃ、どんどん続くよ。次のレッスンで、またね〜〜。

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