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岩屋神社


岩屋神社 第34番 種間寺の奥の院


 一時期弘法大師がお住まいになっていた所。昔は、今と違い海岸線だった
らしい所です。今は、様々な工事などで海から少し離れて見えます。

 弘法大師は、海の安全を願い、岩窟に「瑠璃光佛(薬師如来)」を建立安置しました。大師が掘った薬師如来は、盗難にあったそうです。今は、様々な願いをかけた丸い石が沢山収められています。

 また、堂内に「弘法大師のもたれ岩」があります。大師が背もたれとして使ったそうです。すごいですね。歴史を感じます。

 場所が少し分かりにくいですが、カーナビにちゃんと入れれば問題なく到着すると思います。目印として「御菱(おいし)岩」の近く。大きな岩です。

 御菱(おいし)岩は甲殿踊り狂い岩の残った数少ない奇岩群の一つ。
昭和26年の川の工事の時、沢山の岩が壊されてしまったそうです。

 車は、空き地のような所(草ボーボー)があり止めました。

 山を登るように見えますが、たいした距離ではありません。直ぐ到着です。



大聖不動尊

大聖不動尊 第36番 青龍寺の奥の院


 空海は、日本において寺院を建立するにふさわしい場所を選ぶため、唐から独鈷杵(とこしょ)を投げた。有名な話です。高野山に到着したのは三鈷。

 それが飛来した所です。

 祀られているのは、唐より帰国の時に嵐を鎮めてくれた不動明王。
大師が自ら刻んだ波切不動明王が祀られている。

 お堂と木々があるので危険な感じはしませんが、ここは断崖絶壁です。
しかし、危険な所ではありません。
道もあり階段もあります。絶壁を感じる事は無い感じでした。

 参拝は、三十六童子からは靴を脱ぐのがしきたりです。ちょっとした下駄箱と、
スリッパが置いてありました。参拝後、三十六童子を抜けるまで、後ろずさりで戻ります。お尻を向けないように。それが参拝方法です。

 近年まで、女人禁制でした。

 駐車場が出来ていました。数台分ですが。それまでは、この山道の頂上にある施設の駐車場にとめていたらしいのですが、専用の駐車場が参拝入り口にありました。最近かな?


舎心ヶ嶽


舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ) 第21番 太龍寺の番外

 弘法大師が19歳頃にこの場所で100日間の虚空蔵求聞持法をしました。

 南舎心ヶ嶽には弘法大師像が鎮座している。昔は、元は九尺の不動堂があったそうです。北舎心ヶ嶽には、八大童子が祀られた祠があります。

 三教指帰に、「阿国太瀧嶽に躋(のぼ)り攀(よ)ぢ土州室戸崎に勤念(ごんねん)す」とあります。そして「谷響(たにひびき)を惜しまず 明星来影す」。

 納経は太龍寺の納経所でいただけます。

 ロープーウェイ乗り場から歩いて行きます。なだらかな坂道が続きます。
いよいよ到着って雰囲気になると、一気に坂がキツくなります。

 その坂は目印のような物があり、ここまで大師がお迎えに来てくれているので、南無大師遍照金剛と唱えながら進みますって感じの事が書いてありました。ちょっと急な坂道ですが、整備されており難易度は低いです。崖側にあまり寄らないほうが安全ではあります。

 道中は、八十八ヶ所のミニ四国霊場などもあります。

 太龍寺にせっかく行ってるのです。多くの人がそのまま下山しているように見えましたが、ぜひとも舎心ヶ嶽も行くべき!ですね。
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