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長福寺

長福寺(ちょうふくじ) 第66番 雲辺寺の奥の院


 行基が雷雨に遭い、一軒の家に雨宿りをした家の老婆が雷を非常に恐れていた。雷難が無くなるよう願っている老婆の姿を見た行基が、雷難厄除薬師如来を安置した。これが、お寺の始まりだそうです。

 山門近くに天然記念物に御葉着イチョウ。

 別格の箸蔵寺ロープーウェイ乗り場から更に山へと進んだ所にあります。
道があってるのか不安に感じる程でしたが、ちゃんとカーナビは合ってました。
この辺りは山の奥なので、カーナビがとんでもない車道を案内する事があったりしました。雲辺寺の車道とか香川から徳島への山越えとか。

 でも、振り返れば安心な道ばかりでしたので、不安がる必要は無いかと。
狭い道や橋も通りましたが、車が通る事を想定しているので通れます。

 到着すると、きれいで広いお寺でした。専用駐車場もあります。
バスで団体が来る事もあるような感じで、不安がっていたのが取り越し苦労だったと思いました。

 納経(御朱印)も、このお寺で頂けます。

 御詠歌:雷難を よけてとどむる 浄瑠璃の やっこの光 とどむ大月



獅子の岩窟

獅子の岩窟 (ししのいわや) 第71番 弥谷寺の奥の院


 弥谷寺の大師堂内にあります。

 大師が子供の頃に学問を勉強し、後に密教の修行を行った所です。
獅子が口を開いているような岩窟になっている所が獅子の岩窟。太子堂の奥に行くとあります。案内看板が出ています。

 大師像と阿弥陀如来像、弥勒菩薩像を安置。

 「ここで信心を起こした者は、その身にいかなる罪があろうとも、獅子がその罪を食べ尽くし、現世の安穏と後生の極楽が得られる」そうです。

 厄除大師(四十二歳御姿)や佐伯善通(父君)玉寄御前(母君)の像もあります。

 大師は大同2年(807年)に再び訪れます。その時、
「空から五柄(ごつか)の宝剣が下った」との言い伝えも残っています。

 納経をいただくと、五色の糸も頂けました。大師とご縁を結ぶのだそうです。

 弥谷寺は、かなりの距離の坂道と階段を登ります。本堂は、太子堂より
さらに登って到着します。そこまで行ってるのですから、獅子の岩窟も到着している事になります。八十八ヶ所巡りだからと無視しないで、奥の院も参拝しましょう。

 納経(御朱印)は、八十八ヶ所と同じ所で頂けます。


捨身ヶ嶽禅定



捨身ヶ嶽禅定(しゃしんがだけぜんじょう) 第73番 出釋迦寺の奥の院


 じつは、かつてはここが八十八ヶ所の札所でした。今は、出釈迦寺が札所になっており、捨身ヶ嶽禅定にあった本堂が麓に移され出釈迦寺となってます。
今から、300年程前の話です。なぜか?それほど険しい所だからと思います。

 山門から奥の院禅定までに、室町時代の作とされる磨崖五輪塔(まがいごりんのとう)や古い石仏が点在しています。

 根本御堂(ねもとみどう)があります。そこから、お大師様の行場へ行けます。
案内看板があります。岩倉大師があり、そこから崖が登れない人がお参りできるようになってます。護摩壇 山上の稚児大師像 大師捨身のお行場へは、鎖をつたって山登りです。なめないほうがいいです。無理なら、岩倉大師から拝みましょう。私は行きましたが、プロの山岳趣味みたいな人に次々と追い抜かれました。危険です。ほんとに。でも、人が意外と沢山いるんです。驚き!

 山頂で「仏門に入って多くの人々を救いたい、この願いが叶うならば釈迦如来よ、現れたまえ。もし、願いが叶わぬならば、一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と身投げ。釈迦如来と天女が大師を抱きとめ「一生成仏」の旨を告げた。

 車で参拝する事も出来ます。出釈迦寺の納経所で申告し、鍵をもらう必要があります。有料道路で数百円必要です。歩き登山の人は、お金はいりません。

 車は軽自動車なら無理です。登りません。排気量の大きな車で。
それほどの坂道になります。納経所の人にたずねてください。
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