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前神寺(まえがみじ)
役小角によって開かれた石鎚山で病気が改善した桓武天皇によって七堂伽藍が建てられ金色院前神寺として開かれた。多くの歴代天皇の信仰が深かった事でも知られています。
後に、弘法大師も巡礼しています。石鎚山の麓ふもとにあります。
お滝不動があります。大師堂右の石段を登った場所。昔は、滝打修行が行われていた。現在は1円玉を投げて滝下の岩肌に張り付くとご利益があるといわれる。水量が減ってしまった為。
稲荷社祠・弁財天祠もあります。
古い灯籠が沢山あります。「お山開き」には数万人の信者たちが集まる。
本尊真言・おん あみりた ていぜい からうん
御詠歌・前は神 後は仏 極楽の よろずの罪を くだくいしづち
三角寺(さんかくじ)
天平年間(730年‐749年)に聖武天皇の勒願により行基が開基。
弘法大師が来訪した際、本尊十一面観世音と不動明王を刻みました。
三角形の護摩壇を築き21日間降伏の秘法を施したそうです。境内には、
三角の池が残っており、その名残だそうです。
弘法大師が来る以前、弥勒菩薩が進化した弥勒如来が本尊だった。その弥勒如来坐像は大師堂の中心に鎮座。2014年に初めて御開帳。
長宗我部元親で焼失・再建の歴史あり。
木造十一面観世音立像は、県指定有形文化財です。
妊婦が寺の庫裡にある杓子をひそかに持出し、出産の際に床下へ置くと安産になるという言い習わしがあり、杓子を持ち帰るのを見てみぬふりをし、安産の後は新しい杓子を持ってお礼まいりにくる習慣がある。子宝に恵まれない女性は裏の入口でしゃもじをもらい、自宅に持ち帰り使用して子授けを祈願するそうです。おもしろいですよね。
60年に一度申子の年に開帳される秘仏があります。前回は昭和59年(1984)でした。
山門に鐘が付いている鐘桜門は、珍しいです。
本尊真言・おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌・おそろしや 三つの角にも 入るならば 心をまろく 慈悲を念ぜよ
伊予の国(愛媛)菩提(ぼだい)終了。