54番65番82番




圓明寺


圓明寺(えんみょうじ) 54番延命寺の奥の院

 延命寺境内の薬師堂が奥の院となっています。仁王門を入ると左手の丘の上に鐘楼。目の前の中門の右手にも鐘楼。その門を入り少し先に手水場があり左に薬師堂。

 聖武天皇の勅願を受けて養老4年(720年)に行基が不動明王を刻みお堂を建立して開基。弘仁年間(810年〜824年)弘法大師が嵯峨天皇の勅命によって再興し、圓明寺と名付けた。

 ここの釣り鐘。長宗我部元親の軍に奪取さてた時、自分で逃げた(!)そうです。私は、思わず想像して笑ってしまいました。

 真念がお遍路に残した指標があります。四国霊場で二番目に古いそうです。

 火伏せ不動尊の本尊は、宝冠をかぶった珍しい物。再三の火事から助かってるのでこの名前だそうです。


本尊真言・おんころころせんだりまとうぎそわか


仙龍寺

仙龍寺(せんりゅうじ) 65番三角寺の奥の院

 法道仙人がこの地に居を構えたことに始まる。平安時代初期の弘仁6年(815年)空海が42歳の時にこの山を訪れ、法道仙人よりこの地を譲り受け厄除と虫除五穀豊穣の護摩修行を21日間行った。

 修行満願成就の後に空海は自身の姿を刻んだ。本尊は「厄除大師」または「虫除大師」と呼ばれる。

 別格二十霊場13番・四国八十八箇所総奥の院・四国三十六不動26番でもあります。

 本堂前広場の下には滝があります。


本尊真言・なむだいしへんじょうこんごう



鷲峰寺


鷲峰寺(じゅうぶじ) 82番根香寺の奥の院

 奈良時代の天平勝宝6年(754年)唐僧・鑑真により建立。
鑑真は寺院がある山がインドの霊鷲山に似ていることから釈迦如来像を安置し鷲峰寺と名付けた。

 長宗我部元親で焼失・復興の歴史あり。

 国の重要文化財・四天王立像。

 駐車場から、まだ少し車で進めますがお寺のご自宅みたいな所についてしまう
ので、おとなしく駐車場に止めたほうがいいです。

 意外とこじんまりしていますが、新四国曼荼羅霊場13番でもあります。

 道も険しい事もなく、市内の外れにある感じです。


本尊真言・おんばざらだらまきりく

御詠歌・鷲の山 谷の流れも 松風も 御法の声と 聞くぞうれしき
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