オペラ座の怪人 




ランスの作家、ガストン・ルルー原作。1910年発表。多くの映画、舞台になっている名作ではあるが、ミュージカルの印象が強い。作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーの曲は世界的に有名です。

オペラ座の怪人は、もともとサラブライトマンの為に作られたミュージカルでした。今でも語り継がれているのは、ブロードウェイよりロンドンキャスト。この世のものとは思えないと絶賛されたサラブライトマンの歌声が有名です。

日本では、劇団四季が上演。私も、何度も見に行きました。

キャストの違いなどで印象が変わるのですが、全体的に「すばらしい」です。
(ぐだぐだ言う人は多いが)

面白いのは、ファントムの役をした人は「卒業」してしまう事が多い。劇団四季の俳優として、難易度の高い役です。歌唱力もかなり要求されます。この役を演じた劇団四季の俳優さんは、上を目指して環境を変えるためか、旅立つ俳優さんが多いそうです。

映画と比較してみます。
(2005年製作のアンドリュー・ロイド・ウェバー自らプロデュース)

ファントム・・・映画版(ジェラルドバトラー)は、ロック出身のイケメンです。
さすがプロの歌をみせていますね。

しかし、オール・アイ・アスス・オブ・ユーのナンバーは劇団四季の方が好きです。映画版は、顔がドアップになっているので、歌が演技よりで伸びなくて台詞っぽく歌い上ます。舞台と映画の演出の違いがよく見えます。

劇団四季のいい所は、日本語訳が厳密にされている所です。日本語ミュージカルに違和感を覚える人もいますが、一度サントラでも聞いてみてください。決して、オリジナルに負けてないし、難関を突破してきた俳優さん達だけありすばらしい。特に、オペラ座の怪人のファントムの歌声は、すばらしい。
(私が観劇した中でも、キャストが違う事があったが、はずれ無し。サントラも同様です)

こんな素敵なミュージカルを観劇出来る事に感謝。

そして、映画をいつでも見られる時代に感謝せずには、いられません。

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