1930年代のアメリカが舞台。銀行の跡取り息子ボビーは、ショーダンサーになりたい。銀行を継ぐ気がない、おきらくのボンボン。身内はカンカン。彼は、地方に債権の取り立てに行かされるのですがニューヨークとネバダ州デントロックで繰り広げるドタバタ劇。
古典コメディーミュージカルの傑作です。その日本語バージョン。
ジャズが好きな人は、劇中の歌を聞いて、
「ミュージカルの曲だったのか〜」と、気づく曲が多いはず。
なにしろ、アイラとガーシュウィン兄弟作曲ですから当然ですね。
「アイ・ガット・リズム」、「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」など、
誰もが知ってる曲が大変多い。
「アイ・ガット・リズム」なんて、往年のハリウッドスターなら、一度は歌っているような曲です。
私は、ジュディーガーランドのファンなのですが、いつも白黒の映像で、
ミッキールーニーとのコンビミュージカル映画を見ていただけに、オーヴァーチャーの音楽を聞いた時、
「今から、このミュージカルが生でみれるんだ」と、鳥肌が立ったのを覚えています。
また、日本語歌詞がとても上手くいっています。歌唱力も素晴らしい。さすがプロ。
ダンスバンバーが大変多いので、息つく暇が無いって感じ。
大人数のタップも、一糸乱れずです。
ブロードウェイでは、椅子から転げ落ちるほど笑う人が続出したミュージカルです。ロマンチックで、面白くて、じ〜んと心に響くそんなミュージカルです。
何回も、観に行った作品です。
ミュージカルが好きな人は、是非とも見て欲しい古典ミュージカルです。