88寺院の奥ノ院とは


お寺の奥の院の事です。様々な所があります。難易度は高めです。


 崖の上なども含まれています。ですが、人が行けない程ではありません。
ちゃんと、掃除されている所が多いです。また、普通のお寺もあります。
番外では、ありません。


 例1 八十八ヶ所の一番札所霊山寺の奥の院は「東林院」。
きれいな普通のお寺で、大きいです。


 例2 八十八ヶ所の十八番札所恩山寺の奥の院は「弁財天」。
納経(御朱印)は恩山寺でします。しかし、弁財天は小松島の海沿いにあり、
無人。大きな道路を中心に考えると恩山寺から反対の方向進みます。
私は迷いました。歩いている地元の人に道を聞いたくらい。カーナビに情報が
入っていませんでした。


 例3 八十八ヶ所の三十七番札所岩本寺の奥の院は「矢負いの地蔵」。
同じ岩本寺の中にあり、納経(御朱印)も岩本寺。


 例4 八十八ヶ所の十二番札所焼山寺の奥の院は「蔵王大権現」。
焼山寺から山を登ります。見どころは山ほどありますが、登山必須。次々とお寺を
巡りたい人は、時間を取られるって思うでしょう。納経(御朱印)は焼山寺。
ちなみに、衛門三郎の杖杉庵の納経(御朱印)も焼山寺。


と、様々。面白い話もあって、薬王院のご本尊は火事の時自身で奥の院まで
逃げて、本堂が復活すると自身で戻ってきた。そして扉を閉めた姿で仏像に
戻ったので、後ろ向き観音と言われていて、前から後ろからと参拝するのが普通になっていたりします。


 奥の院は、お寺の秘仏を置いていたりします。火事などで焼失しても作り直せるように分散保存してあったり。これは、四国霊場だけではありません。


 ある程度大きなお寺は、奥の院を持っています。


 例のように、直ぐ近くにあったり、別のお寺だったり、本殿より奥にひっそり
あったりします。その山の山頂や祠やミニ鍾乳洞の奥なんてのもありました。
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